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東京、名古屋、大阪。あるお仕事でこれから大学生になる方と、大学1・2年生の方々とお話をさせて頂いた。トップクラスの大学生だけでなく、非常にバラエティに富んだ大学生の方々との会話から、僕は大切なことを学んだ。以下は彼らのコメント抜粋。
「映画監督になりたいのだけれど、どうすればいいか分からない。」 「雑誌の編集者になりたいけど、なり方が分からない。」 「環境を研究している。どの企業でこの研究が活かせるかわからない。」 「これから大学に入るが、既に2浪しているから早く働きたい。何か方法はありますか。」 「アナウンサーを目指して一年頑張ったけど、ダメだった。夢をどう叶えていいのでしょう。」 「理学療法を勉強しているが、音楽療法に興味がある。病院に入っても出来ないと思う。」 「法律が好きで勉強しているが、単純に弁護士になるのが良いのか迷っている。」 「教育にかかわりたい。チョークアレルギーなので教師にはなれない。どうすればいいか。」 「中小企業を助けたい。僕の大学では地方銀行か公務員しか道はないのかなと思っている。」 僕の学びは大きく分けて3つ。 2nd & 3rd tierの大学に入ってしまうと、もうNo Chanceか トップ大学に入れなかった人は、トップ大学の学生と比べ明らかにチャンスが少ない。高校から大学へ「お受験」で、自分の人生で取りうる価値がほぼ確定してしまう。日本には米国のMBAのような本格的な「再教育の場」も確立されていない。大学受験上手くいかなかった人が、大学4年間で圧倒的に挽回する機会があってもいい。 キャリアについての情報は、大学3年からでないとダメか 大学は大学3年生の就職活動の時期からしか企業等での働く機会を見せていない。つまり、学生は、自らが抱いている思いや夢を実現する具体的な選択肢を事前に思考する機会、若しくは、自分の思いや夢を探る機会も与えられていない。 社会人は、もっと大学生との対話を増やせないか 最初は硬い表情をして将来に不安を持っている彼らも、たった1時間話をしてあげただけで、姿勢が伸び、目が輝きだす。「自分の頭で考えている選択肢なんて、君たちが今まで取ってきた極めて限定的な情報によって形作られたものでしょ。兎に角、考えずに沢山の選択肢を見てご覧!」、「既存の仕組みに飛び込むのも良いけど、自分の思いを形に出来そうなものがなければ新しい仕組みを創ることも考えてご覧!」僕が伝えたのはこの二つ。もっと社会人が学生を鼓舞し、生き方のヒントを与えてあげる機会があってもいい。 日本は「お受験で勝てる人」を「Excellent talent」と評価する制度だ。これでは経済的に優位に立つもの、情報を多く仕入れるものが優位だ。人間として最も大切な成長時期を「お受験」に奪われている為、頭でっかちで、自ら新たなものを創造出来る力を育成することなく大人になっていく。今の日本が必要としている「新しい仕組みを創れる人材」を育成する方向へシフトし、そのような能力を評価する新たな軸を導入すべきだ。 又、2nd, 3rd tierの大学に入ると将来の選択肢はぐっと少なくなる。高くない「仲間の意識」や「学びのレベル」等から、4年間その環境に浸かってしまうと意識も学びもそのレベルに留まってしまうのが普通だろう。又、キャリアの選択肢を知る機会についても、どの大学に入ったとしても自ら積極的に大学の外に出なければ社会人から多くの情報を得る機会も少ない。多くの学生は自らの夢の叶え方の選択肢を知らないまま、「就活」に突入する。 では、どういう仕組みがあればいいのか。 「既存の枠組み」を全部外してゼロベース考えてみた。小学生、中学生、高校生、大学生、社会人。全部取っ払って考えてみた。トップ大学、二流大学、三流大学。全部取っ払って考えてみた。東京、名古屋、大阪、中国、韓国、米国。全部取っ払って考えてみた。こういう世界があると良いのかもしれない。 <新たな教育モデル> 目的:自らの思いを明確にし、その実現のため自らの能力を高め、周りを巻き込み、新しい仕組みを創れる人材を育成する 1. 学び: 人々がいつからでもどこからでも「最高の学びと仲間」が手に入れられる世界 2. 成長: 頑張るものは仕組みにとらわれず、どんどん能力を高められる世界 3. 夢の実現: 早い段階から思いや夢を形にする為の多くの選択肢を知ることの出来る世界 福沢諭吉はこう書いている。 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。されば天より人を生ずるには、万人は万人皆同じ位にして、生れながら貴賎上下の差別なく、万物の霊たる身と心との働きをもって天地の間にあるよろずの者を資り、もって衣食住の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。されども今広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるものあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥との相違あるに似たるは何ぞや。その次第甚だ明らかなり。「実語教」に、「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」とあり。されば賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとに由って出来るものなり。また世の中にむつかしき仕事もあり、やすき仕事もあり。そのむつかしき仕事をする者を身分重き人と名づけ、やすき仕事をする者を身分軽き人という。すべて心を用い心配する仕事はむつかしくして、手足を用いる力役はやすし。故に、医学、学者、政府の役人、または大なる商売をする町人、あまたの奉公人を召使う大百姓などは、身分重くして貴き者というべし。 身分重くして貴ければ自ずからその家も富んで、下々の者より見れば及ぶべからざるようなれども、その本を尋ぬればただその人に学問の力あるとなきとに由ってその相違も出来たるのみにて、天より定めたる約束にあらず。諺に云く、「天は富貴を人に与えずしてこれをその人の働きに与うるものなり」と。されば前にも言える通り、人は生まれながらにして貴賎貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり。 明日は、TJアドバイザーズコアメンバーによる戦略会議。 この世界をどう実現するか、がっつり話します。
by goget7
| 2010-04-02 08:12
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